2023年
レンタル可能かつ譲渡不可能なパーソナルNFTの実現
:医療データ利活用のための透明性のあるデータ管理システムの構築
背景
現代の医療分野において、データの利活用は未だ十分に進んでいません。私は、医療機関が管理するデータを「個人が価値を認識し活用できるデータ」に変換することに着目しました。しかし、このコンセプトにはセキュリティと透明性の両方を確保するメカニズムの構築が必要です。これまでそのような実装の成功例はなく、多くの技術的・運用上の課題が未解決のままでした。
課題
健康データを提供する個人は、共有するデータの要素や期間を制限したいと考える一方で、保険会社などのデータ利用者は、ビジネスでの利用を可能にすると同時にデータの正確性を保証するシステムを求めています。
取り組み
個人開発:
1. 従来は独立していた「レンタル可能なNFT」と「譲渡不可能なNFT」の技術を統合し、多様なニーズに応えるNFTを開発しました。
2. Verifiable Credential Data Model(検証可能なクレデンシャルデータモデル)の仕様に基づく「Blockcerts」を使用したVC発行システムを構築しました。
3. 健康データのレンタルを通じて、ユーザーからデータ保持者へトークンを転送するシステムを設計・開発しました。