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【登壇】トランジションデザインワークショップ:食を起点とした健康で持続可能な社会に向けて
Product — 2025

【登壇】トランジションデザインワークショップ:食を起点とした健康で持続可能な社会に向けて

WorkshopFoodTechTransition Design

Overview

東京科学大学(大岡山キャンパス)で開催された「トランジションデザインワークショップ」に参加しました。持続可能な未来への移行を目指すトランジションデザインの方法論をベースに、医療・介護・食の垣根を越えた「超統合型」地域包括ケアシステムの構築について議論を行いました。味の素株式会社や東京科学大学環境・社会理工学院をはじめとする多様なステークホルダーと共に、2040年以降を見据えたヘルスケア業界の変化やデータ相互運用性の重要性、そしてAIを活用した食の個別化について包括的な知見を共有しました。

集合写真

トランジションデザインワークショップ参加者集合写真

ワークショップ概要

本ワークショップでは、2015年にカーネギーメロン大学で提唱された「トランジションデザイン」のアプローチを用い、持続可能な未来に向けて社会変革を促す方法を模索しました。食は日々の暮らしや文化、産業など社会のあらゆる側面と深く関わっており、健康で持続可能な社会への変革を生み出す重要なきっかけになります。2040年代の深刻化する課題に対応するための「超統合型」地域包括ケアシステムの実現に向け、未来シナリオと変革の戦略策定を行いました。

データ相互運用性とプライバシーの保護

異なる医療・介護システム間で情報がスムーズに流通する「データ相互運用性(FHIR等の標準化基盤)」の確保が、システム全体の効果を最大化するための絶対条件であることを確認しました。一方で、IoTやAIの活用が進む中で収集される機微な個人情報の保護、そして明確な同意取得プロセスやプライバシー・バイ・デザインなど、技術の倫理的な利用を担保することの重要性を強調しました。

⚠️

テクノロジー活用における倫理的課題

AI判断の公平性・透明性・責任の所在や、判断能力が低下した高齢者の同意取得、データ漏洩や監視社会への懸念などのリスクを指摘しました。個人の尊厳と自立を支援するための社会受容性の醸成とガイドライン策定が急務です。

2040年を見据えた核心戦略と技術アプローチ

超高齢社会の深化と労働力不足という課題に対し、AI・IoT・ロボティクスを戦略的に導入し、医療・介護・予防・生活支援を一体的に提供するシステムへの転換が必要です。テクノロジーは人的ケアを置き換えるのではなく、質を高めるサポーターとして機能し、生まれた時間的・精神的余裕を人にしかできない温かみのあるケアに充てるというビジョンを共有しました。

戦略①

超統合型地域包括ケア

医療・介護・予防の一体化

医療・介護ニーズを併せ持つ高齢者が尊厳ある生活を送れるよう、全国医療情報プラットフォームを活用し、予防から生活支援までを包括するオーダーメイド型のケアシステムを構築します。

戦略②

AI×フードテック

個人の価値観に寄り添う食のケア

バイタルデータや「食の好み」「価値観(減塩、プラントベース等)」をAIが分析し、味の素食品の持つ知見と連携してパーソナライズされた献立提案や栄養指導を提供します。

戦略③

テクノロジーの本格展開

タスクシフトと人間中心のケア

24時間監視や異常検知をIoTセンサーに任せ、専門職を定型業務から解放します。デジタルツインやXR技術を活用し、人間と技術が共生する持続可能な介護環境を実現します。

イベント情報

カテゴリ

イベント / ワークショップ

年度

2025

分野

トランジションデザイン・医療介護エコシステム・フードテック

言語

N/A

技術スタック

トランジションデザインデータ相互運用性 (FHIR)IoT / AIパーソナライズドAIデジタルツイン

キーワード

地域包括ケアシステムSociety 5.0健康経営個別化栄養味の素東京科学大学

ハイライト

  • 東京科学大学 大岡山キャンパスにて開催のトランジションワークショップに参画
  • 味の素株式会社、東京科学大学のステークホルダーと未来シナリオを策定
  • 2040年を見据えた「超統合型」地域包括ケアシステムのビジョンを提唱
  • 食を起点としたAIによるケアの個別化とデジタルヘルスの可能性を提示