2025年
感情推定 × 教育支援AI「EMOTIP(エモティップ)」
大阪・関西万博 出展
:AI動画分析を用いた介護施設のケア品質向上と離職率低下への取り組み
背景
介護業界は慢性的な人手不足に直面しています。500人以上の介護職を対象とした調査では、3年以内の離職理由として「将来の展望がない」が15.4%、「現在の給与」が14.9%を占め、将来への不安や労働条件が離職の主な要因であることが確認されています。
さらに、認知症患者など感情表現が困難な利用者とのコミュニケーションの難しさが、利用者と介護者の双方にとって大きなストレス要因となっていました。
課題
要介護者の感情を正しく理解し、適切なサポートを提供することで、入居者のストレスと介護者の負担を軽減するシステムが求められています。従来の観察や記録に基づく評価ではなく、ケアの質を可視化し、ケアスキルの自己評価を支援することで、スタッフ教育の負担を減らし、離職率を低下させる必要がありました。
取り組み
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の「未来のくらし体験」(7月8日〜7月14日)に出展し、みんなの未来のビジョンを「いのち輝く未来の木」に託し、世界へ広げるプロジェクトを推進しています。
1. 小型遠赤外線カメラと独自のラージ言語モデル(LLM)を用いた動画分析により、利用者の感情状態や行動パターンを高精度に解析するシステムを開発しました。
2. AIの分析結果に基づき、介護者の対応の質を数値化して可視化するフィードバック機能や、日々の生活状況や「どれくらい楽しく過ごしているか」を家族と共有する安心見守り機能を統合しました。